隠れ家スナック日置桜 イベントレポート

6月24日(土)は、清澄白河のちんぷん館TOKYOさんで、一日限定の「隠れ家スナック日置桜」を開いてきました。

イベントの様子をお伝えする前に「まず、ちんぷん館って何?」と思われた方に簡単にご説明すると、ちんぷん館TOKYOはイベント時のみ営業している日替わりママによるギャラリー兼スナックです。(運営されているみなさんが空き物件をセルフリノベーションし、細部にまでこだわって昭和の香りいっぱい妖しさ満点の理想のスナック空間を作りこまれていて一見の価値あり)

なにげなく壁に貼ってあるジュリーのポスターや、ミラーボール、そしてBGMまで笑っちゃうほど懐かしくて完璧で。面白い人が集まると面白い場が生まれるものですね。

さて今回この場所で一日スナックを開くうえでの私どものミッションはというと…。

お客さまに当蔵の熟成酒粕「無垢」を使ったお料理とうちのお酒を一緒に味わい楽しんでいただくこと。そして、まだまだ知られていない酒粕の魅力をお伝えすること。

ということで、はじめての台所でぶっつけ本番ドキドキでしたが、酒粕「無垢」をつかったおつまみを色々作ってきました(料理写真をうつす余裕がなくてスミマセン)。

社長もお燗番として、あまりの混雑にときおりテンパリつつも一日中フル回転で頑張りました。

お酒と酒粕を使ったおつまみ。当たり前ですが、もとはひとつのものですから、とっても相性よしです。これは一緒に味わってみて頂ければすぐ分かります。

私たちメーカーは、飲食店さんや酒屋さんに比べるとお客さまと直に接する機会は少なく、商品と言葉だけでお酒や酒粕の魅力を伝えることには限界を感じることもあります。

ですので、今回のようにお客さまに目の前で食べて飲んで体感していただきながら言葉を添えてお届けし、その場でリアクションを返して頂ける機会は貴重ですし勉強にもなります。(同時に私どもはあくまで単発のイベントですが、日々遅くまで営業しておられる飲食店さんの大変さには頭が下がる思いがします)

開店から閉店まで1、2階ともお客さまが終始とぎれることなく賑わった今回のイベント。至らぬこともあったかと思いますが、無事終えることが出来たのは一緒に盛り上げてくださったお客さまと、事前の準備から片付けまでサポートしてくださったスタッフのみなさんのおかげです。

本当にありがとうございました。

ポンコツ中高年夫婦の我々にとっては体力的には正直かなりハードなイベントでしたが、はじめて会ったお客さま同士でもいつの間にか仲良くなって楽しそうに和まれている様子を見ると、やはりなんとも言えず嬉しいものがあります。

食と酒、音楽、そしてスナックという場には人の心をほぐし温めて、人と人との距離を縮め笑顔にする力があることを改めて感じた夜でした。

★酒食ジャーナリストの山本洋子さんが、こちらのイベントの模様をご自身のブログに書いてくださっています。ありがとうございます! 

 

                                    (食と酒の実験室 山根明子)