酒粕パックを作ってみた、試してみた!

「酷暑緊急企画」ってことで昨日に引続き酒粕活用レポートです。

先日、この炎天下のもと外仕事が多い女性の友人から「酒粕パックが肌にいいと聞いたんだけど、板粕、熟成粕どっちで作ったほうがいいのかな?」というご質問をいただきました。

酒粕パックの作り方や、その働き(美白や保湿効果が期待できる云々)についてはネットで検索すれば山ほど記事が出てきますが、そういえばどっちがいいとか真剣に比較したことがなかったので、実験してみました。

使ったのはうちの冷蔵庫にあった日置桜の板粕と熟成純米酒粕・無垢。あとは精製水と蜂蜜のみ。(蜂蜜は保湿成分をより高めるために入れています。精製水は薬局などで500mlが100円くらいで売ってますよ)

一度に作った分量はどちらも、酒粕100g、精製水50cc、はちみつ大さじ1です。(これで顔パック4〜5回分)

板粕は当然ながら精製水とまざりにくいので、すりばちであたりました。

無垢(熟成粕)はボールのなかで、スプーンで精製水と混ぜればそれだけでまざるので。作り方でいえば、断然無垢(熟成粕)のほうがストレスなしで簡単につくれますね。

うむー、この時点でズボラな私には板粕を毎度つぶしながら酒粕パックを作るとかは絶対、無理(笑)。続かない自信があります。

そんなわけで…。

板粕をつぶすのも面倒ではないわというかたは、板粕でもいいと思いますし。私のような面倒くさがりの方には、無垢のお得用700g(1.000円+税)をオススメします。(酒粕100gで4回分パックできるとすると、これひとつでほぼ1カ月分の酒粕パックが作れるということですかね)

 

パックにするなら、板粕の香りのほうが好き!ってかたもあると思うので、これはもう好みだとは思いますが…。

ちなみに熟成粕は別名踏み込み粕ともいい、ネットの記事によっては「熟成粕は焼酎を混ぜて熟成させているので酒粕パックを作るのには避けた方がいい」なんて書かれているものもありましたが。無垢は春に搾った純米酒の酒粕をタンクのなかで自然熟成させたもので、それ以外の余分なものは入っていません(酵素剤なども使ってません)。

ためしに顔半分ずつ塗り分けてみると、当然ながら板粕をすりつぶしたものより熟成粕で作った酒粕パックのほうがダマにならず、スムーズに伸びて塗りやすい。(※酒粕パックを試すときは、必ずいきなり顔に塗らず事前に腕の内側などに塗ってパッチテストをしてください。肌が弱いかたなどあわない方もあると思うので、絶対に無理はしないこと)

15分待ってから洗い流してみると、気のせいかなんとなくしっとり(笑)。

酒粕パックは1日1回夜のケアで十分みたいです。私は冷蔵庫でひんやり冷えた酒粕パックを、あったかいお風呂で顔に塗るのが気持ち良くて好きです。

あまったものはジップロックで保存して冷蔵で1週間程度もつそうなので、引続き自分の体で人体実験をしつつ経過を見てみようと思います。

無垢は、以下の販売店さんでも扱っていただいていますし、山根酒造場のサイトや蔵の売店でも販売しています。気になる方は、チェックしてみてください。

                         (食と酒の実験室 山根明子)