1月20日(土)に、鳥取県の東部に9つの店舗を持たれているスーパー、サンマートさんと共同企画で、当蔵の熟成粕「無垢」を使った酒粕料理教室を開催しました。
サンマートさんは、食材に恵まれた鳥取の地に根ざしたスーパーのなかでも「良質を追求した店づくり」をされていて、食育にも力を入れておられます。
当日は、寒い時期でもありますし、ぜひ体のなかから温まっていただきたくて、みんなで「酒粕入りの鶏の水炊き」を作り一緒にいただきました。
参加してくださったみなさんのなかには、すでに無垢を愛用してくださっているお客さまもあり、「さらに酒粕料理のレパートリーを増やしたくて参加しました」というお声もお聞かせ頂きました。
また「板粕は使ったことがあるけれど、熟成粕ってどんなもの?」と興味を持って参加してくださったお客さまからは「はじめて無垢(熟成粕)を使いました。とても使いやすく香りもまろやかで良かったです。体もポカポカ温まり家でも使ってみたいです」などの感想もいただき、やはり実際に使ってみていただくことの大切さを感じました。
今回も調理だけでなく、はじめに座学で酒粕のできるまでの簡単な説明や、酒粕の健康知識などについてもお話をさせていただきましたが、ちょうどこちらの教室をする数日前に、NHKのあさイチで酒粕特集が組まれ、そのなかで日本酒と酒粕に肌コラーゲンを増やす物質が含まれていることがわかったというお話があったようで、タイミング的にも美容面から酒粕に関心を持たれていたお客さまも多かったように思います。
こういったかたちでテレビなどで酒粕を取り上げていただくことは大変嬉しくもあり、反面、一過性の流行ではなく日々の生活にじわじわと細く長く?酒粕が馴染んでいくことが一番大事だなということも考えさせられます。
ともあれ、今回も参加してくださったみなさんがとても明るく楽しいかたばかりで、いろいろな情報交換も出来たりで、やはりこういう風にお客様と直接やりとりのできる時間は貴重ですね。
なかには酒粕鍋をつくる途中で出汁をとった昆布を細切りにし、無垢とポン酢と和えて即席でおつまみにもなる一品を手早く作ってシェアしてくださったかたもあり、味見をさせてもらったらとても美味しかったです。ふだんからお料理をされているベテラン主婦のかたは、食材の使い方に無駄がなくてさすがです。
これからも、ときどきこんなカタチでみんなで知恵を持ち寄って、楽しく美味しい時間を作っていきたいものです。
最後になりましたが、ご参加くださったお客さま、準備の段階からお世話くださったサンマート担当者の皆様のほかご協力いただいた皆様に感謝申し上げます。ありがとうございました!
(食と酒の実験室 山根明子)