「スナック&ホステルあき子」はなぜ生まれたか

1部とうってかわって2部は年齢制限なし、ご予約いらず出入り自由の「スナック&ホステルあき子」。今回の企画を一緒に育ててくれたYpubさんが名付けてくれました。

Yさんは、鳥取のなかにあっていい意味でニュートラルな場所だと私は感じていて。酒蔵とか伝統産業といったものについてまわる重厚感や緊張感をほどよく緩和してくれるそんなセンスとユーモアが、この場所にもここで働く人や集う人たちにもあるのではないか?と思って企画を持ちかけさせてもらいました。

結果は大正解!
違う文化をミックスするときは、どうしても途中で摩擦は起きるけれど。予定調和なこと(先の予測ができてしまうこと)を今さらする意味ももうよく分からないし。

言われたことをするだけでなく、一緒にノレル部分がある人とでないとなにをやってもツマラナイ(どちらかがどちらかの言われた通りにやるだけじゃ、違うものが混ざり合ってこそ新しいものが生まれる、という面白さがないから。自分の頭で考えて工夫ができる人が好きです。)

Yさん、いつの間にかこんなネオンサインまで作ってくれてました。

最高です。

2部はなんでスナックかというと。うちの社長(蔵元)が場末のスナックが昔から大好きで。以前、スナックに惹かれる理由はなにかと聞いたら「癒しとエンターテイメント性」という答えが返ってきて。

それはなにも男性だけが求めるものじゃないな。女性にとってもそんな場所があったら通うよな、と思ったのがきっかけです。

ただし、女性は乾きもののおつまみに高いお金を払ったりは絶対しないから、手作りのちょっとしたおいしい食べ物と、体も温まってホっとできるおいしいお酒があって。あとは懐かしい音楽と着物で迎えてくれるママがいて…。初めて会うお客さん同士でも、いつの間にか一緒に楽しくのめて。

あー、鳥取にそんな店があったら行きたいな。いや、もうこの際、夢のエンターテイメントスナックを1日だけ作ってしまうか!

始まりはそんな感じでした。(つづく)