「東京で出会う小さな鳥取」をコンセプトに、鳥取の食とクラフトを体感できる場として毎年人気を集めているイベント、co-tori2018が今年も中目黒で開かれます。
自分も鳥取に住んでいてこの土地には魅力的なものが実は沢山あるな（魅力的な人も）と感じています。
ただ「作ること」にひたすら一生懸命で宣伝下手な（あるいは伝えるのが苦手と思っちゃってる）人が多いのも生粋の山陰人の特徴で。今でこそ、鳥取でも色々スマートにこなされる若い方も増えてきていますが、個人的にはあれもこれも器用には出来ないタイプの職人さんや生産者の方々に出会うと、なんだかとっても人間くさくて私は好きだな、応援したいなと思ってしまいます。
誰かの苦手なところは他の誰かの得意を活かすスペースにもなり。やり方によっては無理して一人で全部抱え込むより、思いがけない面白いことが生まれることも多々あって。そういうお互いの違いを活かしあえるような仕事の組み立て方に自分は可能性と魅力を感じます。
そんなわけでco-toriというイベントがそんなキラキラしたひとつひとつの粒を発掘し、繋げて。豊かな思いの連なったネックレスみたいにして見せてくれるイベントとして、今後もますます光っていかれることを期待しつつ、私も参加させていただきます。
co-tori期間中の数ある催しのなかで、山根酒造場は３月３日（土）の「co-tori酒場」の食と酒のコーディネイトを担当させて頂いています。当日は当蔵おすすめの日本酒４種のほか、酒粕の風味を活かした鶏の水炊きや、ちょっと鳥取らしさを感じるおつまみ（おうちでもすぐに再現可能なものばかり）などをご用意して皆様のお越しをお待ちしております。
時間は、15:00〜20:00まで。どなたさまも、ぜひお気軽に遊びにいらしてくださいませ。
（食と酒の実験室 山根明子）