昨日、おかげさまで当蔵も甑倒し(こしきだおし)の日を迎えることが出来ました。
甑倒しの甑とは、酒米を蒸す巨大な蒸し器のこと。今期の仕込みに使う酒米を蒸す作業が終わり、甑を横に倒すことから、その名がついた酒造業界の恒例行事であり。
毎年、蔵では酒造りの仕込みのひと工程を終えた区切りの宴を開きます。
今年は、浜村にあるホットエアーさんにお世話になり、よく食べてよく飲んでの楽しい時間を過ごすことが出来ました。
これから、皆造(かいぞう)と呼ばれる仕込んだ醪(もろみ)を搾り終える作業まではまだ月日がかかり、蔵ではもうひと頑張りふた頑張りの気の抜けない時間が続きますが…。
まずは、ここらでちょっと一息!
たまには馬鹿になって、しっかりはじける時間も必要ですね。
(食と酒の実験室 山根明子)