今年も粕掘り始まりました

出荷担当の北山です。

毎日暑いですね。山根酒造では今年もこの時期恒例の熟成粕の粕掘り作業が始まりました。熟成粕は別名を踏み込み粕ともいい、冬に出来た酒粕をタンクのなかで人力で踏み込むことで空気を抜いて密封し貯蔵したものです。

この粕をタンクから掘り出すのが、これまた大変な作業でありまして…。

大きなタンクのなかに入っている酒粕を専用のスコップで掘り出していくのですが、自分たちより背の高いタンクから外に掘り出すのですから、思いのほか重労働です。

熟成期間をおいた酒粕は掘っていくと、ときどきサーモンピンクのような色をした部分にあたることがあり、毎回のことながらその美しさには「ハッ」とさせられます。

その後、計量をしながら製品に仕上げていきますが、当蔵の「熟成純米酒粕 無垢」はこの酒粕から出来ています。

板粕と違いやわらかいので水につけてふやかす必要もなく、料理に使うにはもってこいの商品です。調理法などの詳しい情報も山根酒造場ホームページ内の酒粕レシピのコーナーに載っているので、ぜひいろいろ作ってみてください。

                       (出荷担当 北山利枝)