マスキングテープと言えば雑貨好きの女性には馴染みがあるかと思いますが。私も気に入った柄を見つけると思わず収集してしまう習性があります。
そしてそんなマスキングテープ好きなら知らない人はいないであろう「カモ井加工紙株式会社」の「mt」サイトのコラムでこの度、無垢をとりあげていただきました。
素敵な文章を書いてくださったのは「山陰旅行〜クラフト+食めぐり〜」(マイナビ出版)の著者でもあるライターの江澤香織さん。たまたま別件で酒蔵取材に来られていた江澤さんが無垢のお徳用パックにmtを使っているのを見つけてくださり「私、mtサイトにコラム書いてるんですが、これ写真とっていいですか?」という流れに…。
江澤さんは「まさかmtが酒蔵で使われる日が来るとは!!」と書いてくださってますが、私もまさかmtさんと繋がる日がくるとは!と逆にびっくり(それもこんなカタチで)。
というのも私、以前からこのマスキングテープの誕生秘話を読んでいて、勝手に胸がワクワクしておったのでありますよ。(詳しい話は長くなるので↑を読んでくださいね)
無垢にマスキングテープを使い、かつひとつの柄でなく色々な柄を使いたいといったとき、社長には「なんでわざわざそんな混乱を招くようなことをするの?柄が違うと中身も違うと思われるんじゃない?」と止められた話は以前こちらのブログにも少し書きましたが…。
あえて「なぜ、そうしたかったか」をすぐに感覚的に分かってくれる人がいたことも(江澤さん、ありがとうございます!)嬉しかったですし、なにかモノゴトが動く(ブレイクスルーする)ときって案外、このマスキングテープが生まれたときのようにその業界内の「今まではこうだったから」だけに固執しすぎず、ときにまったく違った立場からの視点や意見にも耳を傾けたときにチャンスが訪れることもあるような気がして。
まだまだ結果は出せていないので大きなことは言えませんが、今後も酒粕の魅力の伝え方や販売先の開拓も含め、応援してくださる方々と一緒に実験を続けていきたいと思っています。
(食と酒の実験室 山根明子)