先週末の話になってしまいますが、9月23日、24日と第6回日置桜吞み切り会を開き、おかげさまで無事終了することが出来ました。
お忙しいなか日本各地から、山根酒造場とお取り引きのあるパートナーのみなさま(酒販店さん、飲食店さん)が100人近く鳥取までお集りくださり、本当にありがたい限りです。
さて吞み切り会って何?って思われたかたに簡単にご説明をしますと。
吞み切りとは、お酒を貯蔵していますタンクの側面下部についているお酒の取り出し口を切る(開栓する)ことで、貯蔵中の酒の酒質や熟成具合を確認することで。
吞み切り会は、当蔵のお酒を広めてくださるパートナーのみなさまに、貯蔵中のお酒をお披露目し利き酒をしていただく蔵の大切な行事です。
今回は山根酒造場の瓶詰め工場を開放しての、呑み切り会となりましたがみなさま真剣な面持ちで、それぞれにお酒の感想をメモしておられました(これだけお酒の数があると、利き酒もほんと一仕事ですよね)。
その後、お隣の浜村温泉に場所を変え、夜は懇親会、翌日は当蔵の酒米農家さんの圃場見学と続きました。蔵の人間にとっても、吞み切り会はふだんなかなかお会い出来ない遠方の酒屋さんや飲食店のみなさまのお話をうかがう貴重な機会であり。
「仕事としていろんなお酒を扱うけれど、晩酌で自然と手がいくのは日置桜の酒がどうしても多くなる。だって飲んでて体が楽だから」なんていうお言葉をいただくと、損得を超えたところで実感としてうちの酒を愛してくださっていることが伝わってきて、良いパートナーさまに恵まれていることを改めて感じる二日間でありました。
(食と酒の実験室 山根明子)