10月27日は、鳥取市のリトットマルシェさんで当蔵の熟成純米酒粕「無垢」を使った酒粕ワークショップでした。
テーマは「身体よろこぶ酒粕活用術」。酒粕の健康効果のほか、生活に簡単に取り入れる方法などをお話した後、実際に酒粕を使った料理を二品(酒粕薬膳ピザを2種)ほど作りました。
ご参加してくださったみなさんは、すでに「無垢」を使ってくださっている方もあれば、まだ板粕しか使ったことがないという方などそれぞれでしたが、どなたももっと甘酒や粕汁以外にもレパートリーを増やしたい。ご自分やご家族のために健康のことを考えた食事作りをしたいというお気持ちは一緒で…。
共通のテーマがあると、はじめて会った同士でも情報交換(シェア)をしながら、盛り上がれるのが女性のとってもいいところ。「うちでは無垢をドレッシングに加えて使っていますよ」「豆乳とはちみつと混ぜてホットドリンクにして飲んでもいいですよ」なんてお話も参加者の方から出て、私も勉強になりました。
酒粕は身体にいいとわかっていても、どう生活のなかに落とし込んでいったらいいかが分からないというお悩みをお持ちのかたは、まだまだとても多いと思いますが、こんな「場」が少しずつでも広がっていけば、美味しくて身体にもいい酒粕の魅力を実感していただける!ということを参加してくださったみなさまお一人お一人の笑顔をみながら改めて感じました。
また「熟成酒粕というものを初めて知ったのですが、その味のまろやかさに驚きました!」「友人にも酒粕がこんな使い方が出来るって、帰ったら早速伝えます」なんてお声も聞けて、とても心強く嬉しかったです。
日々の料理に酒粕を使うことのハードルが少しでも下がったり、味噌や醤油と同じくらい身近な発酵調味料のひとつとして感じてもらえるように、これからもこの活動は続けていきたいなと思っています。
当日お越し下さったお客さま、お世話をしてくださったリトットマルシェのみなさま、楽しい時間を本当にありがとうございました。
(食と酒の実験室 山根明子)